フキノトウ(蕗の薹) キク科

フキノトウはフキの花。

春一番、地下茎からフキノトウと呼ばれる花のつぼみが頭を出す。

早春のほろにが味のなんともいえぬなつかしい味覚、ミツバと共に数少ない日本生まれの山菜、多年草、そして雌雄異株です。

写真上は雌株、下が雄株。雄株は花粉をいっぱい付け飛ばした後まもなく枯れてしまいます。

雌株は1m位まで伸び果実が熟すとタンポポの綿毛の様に風に運ばれて、どこかで根を張ります。

ちなみに、丸く大きなフキの葉は柔らかく、昔、これをトイレットペーパー代わりに使ったので、「フキ」と呼ばれる説もあります。

写真:三橋