ケヤマハンノキ(毛山榛の木) カバノキ科

3月27日活動日に見たケヤマハンノキの印象です。

まだ辺り一面真白な雪原の中、この木だけ生き生きしています。全体が褐色になり樹形が大きく枝をのびのびと張り、その枝先に小人を吊り下げて今にも踊り出しそうな躍動感が感じられました。春一番に雄花を下垂させ、その少し上に雌花が付いて華やかです。

カバノキ科の仲間はシラカンバ、ハンノキ、サワシバ、アサダ、ツノハシバミなど、みんな枝先に穂を下垂させます。ケヤマハンノキは今頃もう花粉を散らしているかも知れません。

文:西野(澄)

写真:三橋