フッキソウ(富貴草) ツゲ科

今年の夏は暑かったせいか、澄川の山全体雑草類の繁みが少なかった様に思います。特に気になったのは、サラシナショウマ、ヨブスマソウの姿が見えなかった事です。

そんななかで、フッキソウはまもなく降る雪を予告するかの様に、真白い実を付けていました。一面枯葉色の森の中で、フッキソウの落ち着いた深緑色が美しく調和しています。

アイヌ語でユトパキナ(鹿・群れ・草)、冬にこの草を食べに鹿が群れをなして来る。又は、シカが群れている様にびっしりはえているという様子のことばです。

※参考文献・おもしろ木の話