トケンラン(杜鵑蘭) ラン科

2019年の秋、何か見慣れない斑点の入った葉っぱが小さな群生を作っているのを見付けてから今年で4年になります。

環境省のレッドリストに入っているのを知り、毎年一喜一憂しながら女性陣と共に見守ってきました。甲斐あって保護している場所2ヶ所と、所どころに顔を出している塊など、とても順調に育っていて、全体の花茎は蕾を付け20株はありました。この状況は、6月3日の活動日に、うれしくて喜んで確認しました。ところが6月9日の活動日、朝一番に、花が咲いたかなと思い見に行きました所、保護している場所の花茎が、1本、2本は残っていますがほとんど無くなっていました。誰かに取られたのか、鹿に食べられたのか、何故?

今の時期は、葉は枯れ、花茎だけがまっすぐに伸び楚々とした姿をしています。全部揃って咲いた所を見たかったです。

写真:野幌自然休養林(西川瀞二著)より