クルマバソウ(車葉草) アカネ科

最近、澄川の森の植物(花達)が少なくなっている様に感じています。その中で、今咲いているのがササバギンラン、ギンラン、クルマバソウが目に付きました。
クルマバソウの葉は明るい緑色で6~10枚輪生しています。本来の葉は対生する2枚で、他の葉は同じ形に変化した托葉です。まったく区別がつきません。
ヨーロッパではウッドラフと呼ばれるハーブとして知られていて、葉っぱを揉むとほのかに桜餅のような甘い香りがします。その香りの成分はクマリンという物質で、ポリフェノールの一種、抗酸化作用、抗菌作用、血流改善作用がある様です。
調べるまでクルマバソウにこんなにもすばらしい効能があるなんて驚きです。
写真/文・西野(澄)