澄川の自然

札幌市南区にある本拠地「澄川の森」を中心に、市内清田区にある「有明の森」や出張作業で伺う支笏湖周辺の森、そこで出合った四季折々の山野の花々やさまざまな木花などを、年4回のシリーズでご紹介して行きます。

ハクウンボク(エゴノキ科)

葉が大きいので別名ハビロとも言われる。
新緑の頃白い花は美しく映える。葉の美しさと白い花の清楚さが好まれ、茶室の花として用いられる。

ツノハシバミ(カバノキ科)

高さ2~3mの落葉低木で、大きいものでも5m位。澄川ではあちこちにあります。
花は葉が展開する前に咲き、写真のように穂状に下がるのが雄花、左上にあるのが雌花。今、果実を観察しています。セイヨウハシバミの果実はヘーゼルナッツとして知られています。

オオカメノキ(スイカズラ科)

林床を彩る高さ2~5mの低木。大きな葉は亀の甲羅を連想させるのでこの名がついたとか。
光条件の良くない林床で大きな葉を広げ、集光に横へ横へとのびる。葉はよく虫に食われていて、別名ムシカリと言われる。

ツリバナ(ニシキギ科)

冬を前に、今年最後のおしゃれをしているよう。
細く長い柄の先に、パックリと口を開いて朱紅色の実を付けています。この木も林床を彩る低木。