アサダ(浅田) カバノキ科

高さ15~20mになる落葉高木。葉は単葉で互生、雌雄同株、葉の展開と同時に開花する。果実は堅果(ホップに似ている)、木肌はアサダ独特の縦に浅く裂けて上向きに反り返る。

澄川の活動地、ゲートを入ってすぐ右側に木が2本並んであります。2本の木に向かって右側の木は、「森ボラ10周年記念樹」のハルニレです。 私はてっきり左側の木も何か意味があってここに2本揃って植えてあると思っていました。酒井さんに聞いてみたところ、自然に生えてきた、というのです。何の木かもわからない、ドスナラではないか、との事。 ドスナラを調べてみました。 ドスナラとはハシドイの事で、北海道の方言で木材・林業関係者の間で使われていたようです。ドスは樹肌がきれいでない事、ナラとは枯枝がナラ類に似ていること(軽蔑のことば)。 また、ハシドイはライラックの仲間で、木の枝の先端に真白な花が集まって咲く「ハシツドイ」がなまってハシドイになったといわれています(注1)。

昨年の秋の話で、木の葉が落ちてしまって木を特定できず、やっと今年の春、アサダと解りました。この木は駐車場前の広場の林の中に5~6本あります。

※注1 参考文献:「おもしろい樹の話」

写真:三橋
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