研修旅行2日目は美唄の森林試験場

道総研 林業試験場(美唄)

深川のエフパシオに宿泊した会員17名が8時30分に出発し美唄の林業試験場に向かいます。

生憎の雨模様でしたが、この日は試験場の講堂で「森林被害防除」と「樹木の香りに関する研究」について学びました。

森林被害の話では、鹿、ウサギ、ネズミ等の被害から樹木を守る為に我々が行っている「ハイトシェルター」と教えて頂いた「玉ねぎネットを利用した単木保護資材」とのコスト比較(4分の1にコストを削減可能)等をお互いに話しあって、来年は玉ねぎネットを試してみる価値は有ると思いました。

樹木の香りに関する研究では通常の樹木利用方法(住宅、椅子、割り箸、紙等)以外にジャムやお菓子の材料、芳香剤、消臭剤、クラフトジン(GIN)等に利用する方法から医療(認知症対策等)への応用についてのお話が聞けて楽しく、有意義な講習でした。

最後に各自が8種類の樹液からエッセンシャルスプレーを作成し、12時過ぎに林業試験場を出て三笠の道の駅で昼食を食べてから、三笠市立博物館を見学して予定通り15時過ぎに札幌駅に戻りました。

最後になりますが、とても充実した研修で且つ楽しい研修旅行でした。企画していただいた研修旅行企画委員の皆様に感謝します。

宿泊したエフパシオはスポーツ施設の整った合宿などに使われる施設ですが一般の利用も可能です
赤いネットが玉ねぎの袋です。これに竹杭、クリップ、針金で作成します。
エッセンシャルスプレーを作製中の様子

前の記事
研修旅行で富良野の森へ
次の記事
紅葉の森で